※Tiny Core Linuxの日本語版(3.2-jp)をハードディスクにインストールして使った際のメモです。4.7.7の場合はTiny Core Linux 4.7.7で日本語入力,5.1の場合はTiny Core Linux 5.1の日本語対応を参照。

 軽いで有名なTiny Core Linuxですが、今まで日本語が使えないのがネックでした。フォントを入れれば表示までは簡単にできていたのですが、日本語入力となると素人では困難でした。しかし、最近、Tiny Core Linux 日本語化プロジェクトが立ち上がり、だれで簡単に使えるようになりました。これは本当に素晴らしい事です!!!!

 CDからブートしたりUSBメモリからブートしたりするのが一般的みたいですが、今回は、レトロなノートパソコンにTiny Core LinuxをHDD(ハードディスク)にインストールして日常的に使っちゃってみようと思います。Tiny Core LinuxでインターネットとSqueak Etoysを使う事を目指します。

どのイメージを使うの?

 Tiny Core Linux 日本語化プロジェクトには、3種類のイメージが公開されています。最も小さいのがtc-3.2-jp-base.isoで31.8Mとなっていますが、最も大きいtc-3.2-jp-pizza.iso でも88.7Mと小さく、ウィンドウマネージャーもとっつきやすいものに変更されているため、今回はtc-3.2-jp-pizza.isoを使用します。

さてブート

 tc-3.2-jp-pizza.isoをダウンロードしてライティングソフトを使って焼きます。そして、CDをセットしブートすると、Tiny Core Linuxらしく軽く起動してきます。標準でFirefox 3.6がインストールされています。Tiny Core Linuxではコードネームを使うみたいで、Namoroka という名前になっています。ちなみに、Firefox 3.5 は Shiretoko となります。

 Firefoxを起動すると、当たり前のように日本語が表示され、当たり前のように日本語入力ができます。これは感動ものです。凄いです!![半角/全角]のキーが使えない場合は[CTRL]+[スペース]で日本語入力の切り替えができるみたいですが、ハードディスクにインストールすると[半角/全角]のキーが使えちゃったり、ブートメニューで[Default]以外の[Netbook]とか選ぶと使えちゃったりといった事もあるみたいです。※私の場合はハードディスクにインストールしたら何故か使えるようになりました。

という訳でOSインストール

1. パーティション作成

 まずはパーティションを作ります。CDからcfdiskをインストールしcfdiskを起動します。cfdiskでパーティションを作成します。作成する時にBootableにする事を忘れないようにします。※cfdiskが既にインストールされている場合は、 cfdisk is already installed! と表示されます。

tc@box:~$ tce-load -i /mnt/hdc/tce/optional/cfdisk.tcz
cfdisk.tcz: OK
tc@box:~$ cfdisk

こんな感じです。全ての領域でも良さそうな気もしますが、小心者なので何となく残してあります。

                         cfdisk (util-linux-ng 2.17.2)

                              Disk Drive: /dev/hda
                        Size: 40007761920 bytes, 40.0 GB
              Heads: 16   Sectors per Track: 63   Cylinders: 77520

    Name        Flags      Part Type  FS Type          [Label]        Size (MB)
 ------------------------------------------------------------------------------
    hda1        Boot        Primary   Linux                            30000.15
                            Pri/Log   Free Space                       10007.62




     [ Bootable ]  [  Delete  ]  [   Help   ]  [ Maximize ]  [  Print   ]
     [   Quit   ]  [   Type   ]  [  Units   ]  [  Write   ]

                 Toggle bootable flag of the current partition>>>

パーティションを認識させるためにリブートして、

tc@box:~$ sudo reboot

フォーマットします。

tc@box:~$ mkfs.ext3 /dev/hda1
mke2fs 1.41.11 (14-Mar-2010)
Filesystem label=
OS type: Linux
Block size=4096 (log=2)
Fragment size=4096 (log=2)
Stride=0 blocks, Stripe width=0 blocks
1831424 inodes, 7324246 blocks
366212 blocks (5.00%) reserved for the super user
First data block=0
Maximum filesystem blocks=0
224 block groups
32768 blocks per group, 32768 fragments per group
8176 inodes per group
Superblock backups stored on blocks:
        32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208,
        4096000

Writing inode tables: done
Creating journal (32768 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done

This filesystem will be automatically checked every 38 mounts or
180 days, whichever comes first.  Use tune2fs -c or -i to override.

パーティションをOSに認識させます。

tc@box:~$ sudo rebuildfstab

これでとりあえずフォーマットは完了です。

2. OSのインストール

 インストールを行います。といってもインストーラーがあるわけではないので、必要なファイルをコピーして設定してといった作業が必要となります。 CDから必要なファイルをコピーします。CDは通常であれば自動的にマウントされています。/mnt/hdcで自動的にマウントされている事を前提としています。

tc@box:~$ mount /mnt/hda1
tc@box:~$ mount /mnt/hdc
tc@box:~$ mkdir /mnt/hda1/boot/
tc@box:~$ cp /mnt/hdc/boot/bzImage /mnt/hda1/boot/
tc@box:~$ cp /mnt/hdc/boot/tinycore.gz /mnt/hda1/boot/

tc@box:~$ mkdir /mnt/hda1/tce
tc@box:~$ cp -r /mnt/hdc/tce /mnt/hda1/
tc@box:~$ chmod -R 755 /mnt/hda1/tce
tc@box:~$ touch /mnt/hda1/tce/mydata.tgz

続いてgrubに関係するファイルをコピーします。

tc@box:~$ tce-load -i /mnt/hda1/tce/optional/grub-0.97-splash.tcz
tc@box:~$ mkdir /mnt/hda1/boot/grub
tc@box:~$ cp /usr/lib/grub/i386-pc/* /mnt/hda1/boot/grub/

ブートメニューを登録します。

tc@box:~$ vi /mnt/hda1/boot/grub/menu.lst

menu.lstの中身はこんな感じです。

default 0
timeout 3
title tinycore
kernel /boot/bzImage quiet waitusb=5 lang=ja_JP.utf8 kmap=jp106 tz=JST-9 noutc
initrd /boot/tinycore.gz

ブートローダーを登録するためgrubを起動します。

tc@box:~$ grub

    GNU GRUB  version 0.97  (640K lower / 3072K upper memory)

       [ Minimal BASH-like line editing is supported.   For
         the   first   word,  TAB  lists  possible  command
         completions.  Anywhere else TAB lists the possible
         completions of a device/filename. ]

grub> 

root と setup コマンドを実行し登録します。

grub> root (hd0,0)
 Filesystem type is ext2fs, partition type 0x83

grub> setup (hd0)
 Checking if "/boot/grub/stage1" exists... yes
 Checking if "/boot/grub/stage2" exists... yes
 Checking if "/boot/grub/e2fs_stage1_5" exists... yes
 Running "embed /boot/grub/e2fs_stage1_5 (hd0)"...  16 sectors are embedded.
succeeded
 Running "install /boot/grub/stage1 (hd0) (hd0)1+16 p (hd0,0)/boot/grub/stage2
/boot/grub/menu.lst"... succeeded
Done.

grub> quit

tc@box:~$

これでOSのインストール作業は完了ですので、OSをリブートします。起動する際にCDを取り外して下さい。以降からはCDは使用しません。

tc@box:~$ sudo reboot

3. 起動してくるかな。。。。

 うまくいくと感動的な速さで起動してきます。やっぱハードディスクは速い!ブラウザもサクサク動きます。凄い!

4. Youtubeが見られない

 予想はしていましたが、Youtubeを見ることができないようです。Flash Playerが入っていないので当然といえば当然です。次はTiny Core LinuxにFlash Playerのインストールを試してみたいと思います。

Tiny Core Linux にFlash Playerをインストール>>


Last-modified: 2013-12-21 (土) 15:32:22 (0m)