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デザイン日記



2011.12 ◆アートで廃墟を再生(加藤)

アートで廃墟を再生アートで廃墟を再生

12月の訪韓の時、ちょっと覗いてみよう、ということでソウルのアートな地域を訪ねました。孝子洞(ヒョジャドン)といって、景福宮(キョンボックン)の西側です。近くには青瓦台(大統領官邸)があり警察官が警戒で並んでいる、すぐそばです。
まず訪れたのは、「ボアン旅館ギャラリー」。10年ほど前までは、木賃(きちん)宿だったという廃虚を活用し、アートな空間をつくっている所です。景福宮に面した表通りにあり、看板には当時の旅館を示す温泉マークがありました。

建物は全体に風化しており、外観もできた当時の雰囲気をなんとか保っていました。2階建てで、それぞれ3畳ほどのいくつかの小さな部屋や階段が展示空間になっており、床は抜け落ちそうな板張り、泥壁は下地の竹が露出していました。
やっていた展覧会は韓国人カメラマンによる、写真にドローイングをミックスした作品で、場の雰囲気がうまくコラボしていました。

アートで廃墟を再生アートで廃墟を再生

そこを出ると、隣もギャラリーであることに気付きました。見渡すと周辺は韓国の昔ながらの建物を利用したおしゃれな雑貨店やレストラン、食堂などがあり、伝統とモダンが同居している感じでした。これまで見てきた韓国とは異なる味わいと発見あって気分が上向きになりました。
さっそく歩き始めるとすぐ路地(コルモック)があり、足が自然にそちらに向かっていきました。現在では少なくなった韓屋(ハノックという韓国の伝統的民家)がギャラリーやデザイン事務所、カフェに変身しており、探検気分で覗き回りました。そこで働くデザイナー、ギャラリーで出会った今時の若者たちが、伝統や歴史を大切にしながら活動しているようすに親しみを持ちました。短時間の散策でしたが、ソウルのど真ん中でタイムスリップができました。

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